去年、新型コロナ関連による影響で中止としてしまったお二人の展覧会を開催いたします!
神田さんは弊店とお付き合いのある作家さんの落款を彫ってもいらっしゃりそのご縁で一昨年から杉本さんと二人展をしていただいております。弊店の落款も実は神田さんのお作でして、そのまま印とさせていただいております。わずかな面積の中で単色による表現なので一刻一刻に使う神経は計り知れませんが、そこから作り出されるものは密度の高い魅力を纏っております。そんな神田さんによる刻字作品をご出品いただきます。大きくなった分、迫力も激増!看板にしても素敵です。
そんな神田さんの作品を意識したというわけではないのですが、今年の杉本さんには透かし彫を施した信楽を作っていただきました。こちらも例の如く、私がネチネチと陰湿にしつこく依頼しました。なにかしらで連絡をとる度にネチネチと言い続けるのです。それをすると人は消えていくか、怒るか、聞き入れるか、です。今回は成功しました。信楽のように石がたくさん入っている土には不向きであることは承知の上です。彫って石に当たるたびに、形を崩さないように小さい石を取り除き、空いた穴を土で埋める。その繰り返しの末、薪の窯で焼いていい景色が出なければ焼き直し。乾燥中や焼成中に切れてしまえばボツ。地獄のような作業です。全て承知の上でネチネチと自分の願望を捻じ込むのです。ごめんなさい。