2022年初企画展として弊店では5回目となる柳下季器さんの個展を開催いたします。
「柳下さんの作品は活発な静だ」と毎年のように書いておりますが、刃を砥ぐように作陶される方(私見)なので新たに書き加えるようなこともあまりなく 「更に鋭利になったから見にきてね!」に尽きるのです。
しかし、それはわびさびを中心とする柳下さんにとって大切なことです。本歌への理解を深め砥ぎ続けることで、現代を生きる柳下さんの気付きの要素が自然に組み込まれ「柳下季器によるわびさびの再現」という形になるわけです。(たぶん)
そんな柳下さんの作品群に今年は「片身替」と銘打たれた新しい意匠が加わりました。二つの異なるものを合わせると動的な印象になるのは避けられないしそこにおもしろみもあるものと思いますが、柳下さんの片身替はやはり「静」を纏っております。動的な意匠を「静」の風に仕立てる様々な工夫の中に柳下さんの本懐を少し覗けるような気がします。
新作の茶器・花器・酒器・食器を展観いたします。是非お越しくださいませ。