今年も小島さんの個展を開催いたします。「銀彩展」と銘打った個展を2018年に開催しましたが、今年は「金彩銀彩展」です。塗り潰しの銀彩は魯山人さんが備前の焼き仕損じに銀を塗り焼き直したことが始め
といわれており、比較的最近の技法です。銀一色になることで質感が鮮明に浮き出てて独特な雰囲気を纏います。 陶器の有機的な雰囲気と金属質特有の無機的な要素を併せ持つ不思議な肌になります。器としては異色な印象を持ちがちですが、白磁の汎用性と土モノの味わいを持つ、おもしろくも扱いやすい器なのです。経年で酸化し、燻し銀のように変化していくことも魅力です。(磨くことでピカピカに戻すことも可能)
そして、金彩。ほぼ純金(金含有率99.7%)を焼き付けてあり秀吉が泣いて喜びそうな風合いですが、こちらもしっかりと下地が活きているところがおもしろくあります。施釉部分のギラつきと素地部分のザラつきの対比や、人間が無条件に美しいと感じる金そのものの魅力を纏っています。
ギラギラした話を書いてきましたが、作品の要として小島さんの動的であり絶妙な均衡を保つ造形力が あります。 これからの季節にピッタリの茶器・花器・酒器・食器が揃います。是非お越しください!