今年も柳下季器さんの個展を開催いたします。
柳下さんは長次郎や光悦を中心とした写しの作品を多く手掛けられています。「写し」といいますが単なる真似事ではありません。何度も形をなぞり作者の思想を想うことで理解を深め、その様式を用いて自分の解釈を表現します。本歌の何を見て何を形にするかということなので、真似事ではなく独立した思想の表現であるのです。ある様式に則って行われるという特性上、作り手と使い手で共通認識を持っていることも写しのおもしろいところです。そんなことを考えながら柳下さんの作品をご覧いただけるとまた別の楽しみ方をできることと思います。
ご存知のとおり写しでない作品もたくさん手掛けられています。今回も茶器·花器·酒器·食器を楽・伊賀・信楽・高麗・美濃ものと幅広い技法で焼いてきてくださいます。是非お越しください!