今年も谷本貴さんの個展を開催いたします。
特に大きな変化は見受けられませんが去年から新しい形の高台を削られるようになりました。今回掲載している作品の内では伊賀茶盌が該当します。付け高台のように見えますが違うそうです。
焼けにも造形にも(挙動にも)強い独自性がある為か異端視されがちですが、現在の伊賀·信楽にもあまりいない古伊賀の雰囲気が濃い古典的な作品を焼かれます。五島美術館で開催された古伊賀展でみたものに「谷本さんの作品だ!」と思うものがあったくらいです。その古伊賀を手段として自身の思考を映し出したものが作品となるわけですが、複層的であるのに嘘が全くない自然な造形こそが古伊賀からも離れた谷本さんの独自性ではないでしょうか。
今回は伊賀の他に楽·井戸(少し)·志野(一点だけ)も展覧いたします。井戸は高知で採れた土によるものらしく、過去の井戸作品とは全く違うものです。是非お越しください!