この度、弊店では二年振りとなる古谷さんの個展を開催いたします。今回も油滴·禾目·鳥盞等の古典天目と独自の技法である桃銀天目を展覧いたします。
伝世された天目茶碗は現代の科学技術により成分分析がなされ、作家はその結果を元に原料を調合し、焼成などの試験を重ね理想に近づけていきます。計算通りの焼成をできるように操作のしやすいガスや電気の窯を使う作家が大体を占めるそうです。緻密な計算を重ね狙い通りにことを進めていく方法が基本なのです。
そんな天目界の中で古谷さんは穴窯で焼成されます。なぜなら、薪の炎に人智の及ばない何かがあり、それが作品を構成する大事な要素であるであろうからです!私はその思考が大好きです。そして、浪漫から現実の美を引き出すべく穴窯と向き合い試行錯誤の中ですてきな古谷天目を生み出してくれます。